Deradoorian – The Expanding Flower Planet
美しい花には毒がある
フライング・ロータスやヴァンパイア・ウィークエンド、U2作品への参加でも知られる
元ダーティー・プロジェクターズの才媛が、その独創性を開花させた初のソロ・アルバム
エンジェル・デラドゥーリアンの声をどこかで聴いたことがあるはずだ。ブルックリンが拠点のバンド、Dirty Projectorsでかつてベー ス、キーボード、ヴォーカルをこなした彼女の浮遊した歌声は、このバンドを浮き立たせた。Flying Lotus,Vampire Weekend,The Rootsらの錚々たるアーティストらとコラボレートし存分にその魅惑的な”声”を提供したのが、エンジェル・デラドゥーリアンことデラドゥーリアンである。『意識を広げたいという望みと、これまで私たちが伝えられてきた意識の限界を越えたところに存在する可能性の象徴を表した』とアルバム・タイトルについて彼女は語る。デビューアルバムの完成を発表したと同時に公開されたM1「A Beautiful Woman」は辛辣な米音楽ウェブサイト「Pitchfork」からBest New Trackを早くも獲得! 本作のリリース元は今のLAビートシーンを牽引するBathsそしてFKAツイッグスやデーモン·アルバーンなどの最有力を候補を抑え、 2014年度マーキュリー賞の最優秀賞を獲得したYoung Fathers を見出し今再び復興の兆しを見せているLAの名門レーベル<anticon.> が初の女性アーティストと契約を交わしたという事も音楽業界では大変なトピックになっている。
「A Beautiful Woman」Pitchfork Best New Track 獲得!!
『3分間の素晴らしい1曲でDeradoorianは瞬時にトランス状態をもたらす。繰り返されるベースラインはループし、回転するビートを横目で見つつその周りを這いつくばるかのように進む。リズムセクションは、休符も挟むが、ほとんど変化がない。 その間、Deradoorianはヴィンテージソウルジャズと、クラシッククラウトロックのシンプルなミックスをひたすら繰り返す。これはマントラだ。至福が手招きをしている。』・・・Pitchfork